4月12、13日の両日、初めてのオンライン読み聞かせイベントを行いました。
ドイツ児童文学賞を受賞した『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』の著者である岩佐めぐみさんをお迎えして、初日はイギリスとアイルランドに住む日本とつながりを持つ子どもたち、そして2日目は、日本語を学んでいる、または日本語学習に関わっている大人の方々を対象に開催しました。短い告知期間にも関わらず予想以上の参加を頂き、終了後のアンケートでもポジティブな評価を頂くことができました。
岩佐めぐみさんの優しく落ち着いた朗読の後には、お話の感想や岩佐さんに質問ができるコーナーを設けました。
子どもたちから、「どうしてこのお話ができたの?」「どの動物が一番好きですか?」「この動物たちを選んだのはどうして?」など、想像力あふれる子どもならではの素晴らしい質問がたくさん出てきて、本の著者と触れ合える大変貴重な時間を過ごすことができました。
後日、岩佐めぐみさんから頂いたメールの中でこんなことが書かれてありましたので、参加された皆さま、またはこのお話を読んだことのある皆さまと共有したいと思います。
”イギリスには2度行きました。1度目は25歳くらいのとき。
メインのケニア旅行の前後にロンドンが組み込まれていたのでした。
旅行中、何度もキリンを見ましたが、印象に残ったキリンがいました。
群れでなく一頭だけでアカシアの葉を食べていたキリン、物語のモデルです。”
イベントの最後に岩佐さんから子どもたちへのメッセージとして、「いろんな本をたくさん読んで、想像力を膨らませて下さいね。」というお言葉を頂きました。
私たち大人も、本を読んで自身の想像力をまだまだ鍛えていきたいものですね。